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「プロゴルファースイング解析」笹生優花ドライバースイング2021年をまとめてみた

笹生優花について

フィリピン生まれで、日本人の父とフィリピン人の母とのハーフ。日本、フィリピンの両方の国籍を持つ。8歳からゴルフを始めた。早くからフィリピンの国内試合や近隣諸国の国際試合に参加し、経験を積む。2019年に日本女子プロゴルフ協会のプロテストに合格し、2021年の現時点までで、既に日本国内戦2勝、更には全米女子オープンで史上最年少優勝を果たした。

使用ドライバーはこちらの記事をご覧ください。

【LPGAプロ使用クラブ紹介】笹生優花 2021年使用ドライバー

ドライバースイング

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スイング解析

アドレス:どっしりした下半身に力みのない上半身

アドレスは、若干ストロンググリップで、スタンスも広め、ボールは左足踵よりもボール1個分内側です。アドレスからの始動は、手を使わず、腰の回転でクラブを上げるため、クラブヘッドからではなくグリップから動き始めます。

頭の位置はボールよりも右側に位置し、ビハインド・ザ・ボールで若干右に傾けたお手本のようなアドレスです。

アドレスは、どっしりとした強靭な下半身に、力強く柔軟な上半身がリラックスした状態で融合しており、飛ばし屋の風格を漂わせております。

バックスイング:右サイドにパワーを溜め込む

バックスイングでは、左腕を伸ばしたまま、腕が上がっていきます。右足に体重が移りながらも、決してスエーはせず、右足、右尻にしっかりとパワーを溜め込んでいきます。

パワーを一切逃さずに、右半身に溜め込んでいくイメージ

トップ:右足にパワー充電完了!

トップでは、右下半身のパワーの溜め込みだけでなく、左腕が右膝の上に来るまで、しっかり捻転しており、更なるパワーが蓄積されています。彼女のスイングはフェースローテーションは比較的少ない方なので、トップの位置からややシャットのクラブフェースを保っています。

トップでの深い捻転、右半身のパワーの溜め込み方は男子プロ並み。

ダウンスイング:上体は開かず、下半身は踏み込みパワーを温存

胸は開かずにボールの方を向いています。このおかげで、パワーが前方に逃げることを防げます。手元は低く、飛ばし屋特有の形です。足は踏み込んで、パワーを下半身に溜め込んでいます。

ダウンスイングで、インパクト時にボールに最大限の力を伝えるための準備を行なっている。

インパクト:胸を開かず、両足の蹴り上げで最大パワーをダイレクトにボールに伝える

いよいよインパクトです。ポイントは、ダウンスイングで踏み込んだ両足を一気に蹴り上げ、パワーを開放していること、蹴り上げながらも上体は起き上がらず、ボールにパワーを効率的に伝えられている。地面反力の使い方は男子プロ顔負け!

インパクトは上体を起さずに、一気に蹴り上げることで、ボールにパワーを最大限に伝える!

フォロー:余計な力は入らず、惰性で進行

インパクトでボールを捕らえた後、フォローは余計な力が入らず、惰性でスイングが進行しているように見えます。簡単なようで難しいです。

フィニッシュ:綺麗な逆Cでゴールイン!

最後は綺麗な逆Cの形で、ピッタリフィニッシュ!かっこいい!!

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