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[USPGAプロスイング本人解説]ジョン・ラーム ドロー・フェードの打ち分けについて

ドローとフェードの打ち分けは、フェアウェイをキープするためにとても役に立ちます。打ち分けができれば、池やバンカー、コースレイアウトによってフェアウェイキープの確率が高い方を選択できるので、スコアUPに非常に大事な技術です。

打ち分けの方法は、ゴルファーによって様々です。スタンスを変える人もいれば、スイングを変える人もいます。しかしPGA世界ランキング1位に君臨しているジョン・ラームは少し違った打ち分け方をしているようです。彼はクラブで打ち分けていると言っています。今回は彼のドローとフェードの打ち分けについての考え方について紹介したいと思います。

ジョン・ラームのウッドクラブセッティング

ジョン・ラームはドローとフェードをクラブの種類で打ち分けています。

  • ドローを打つときは3番ウッド
  • フェード・ストレートを打つ時はドライバー

 

ジョンの持ち玉はフェードです。どうしてもフェードで打てないホールの場合に、3番ウッドを選択するそうです。彼の3番ウッドは通常の彼のスイングをすればドローが出るようにセッテイングされているので、彼は、少し右を狙っていつも通りスイングするだけで、持ち玉のフェードとは逆のドローを打てるのです。

ジョンも最初はスイングの仕方によってドローとフェードの打ち分けをしていたそうです。彼のグリップは通常ウィークグリップですが、それをストロンググリップにして、ドローを打つようにしていたそう。でもこのやり方では、しっくりこなかったそうです。

ドローを打つ場合でも、フェードを打つ場合でも、同じスイングを維持できることは、再現性を高めるのに非常に役に立っていると言っています。そのおかげもあって彼は、PGAトータルドライブランキング(平均飛距離の順位とフェアウェイキープ率の順位の合計値)が世界第2位となっています。

コースでドローやフェードをスイングを変えて打ち分けるのはリスクが高い。でもクラブで打ち分ければ、スイングを気にする必要がなく、ショットに集中できる。

もしドライバーでドローが打てない場合は、スイングを変えて無理矢理ドライバーでドローを打とうとせず、3番ウッドを持ってみてはいかがでしょう。3番ウッドであれば、よりボールにスピンをかけられますし、ドローを打つのが簡単になるでしょう!

 

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