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[LPGAプロスイング本人解説]ネリー・コルダ ドライバーの3種類の打ち方

ティーグラウンドからの、景色は毎回異なるわ。だからドライバーを使用する際、自分が何種類かのショットの選択肢があれば、非常に役に立つ。今回、私(ネリー・コルダ)が操る3種類のドライバーショットの打ち方について紹介します。

パワーショットの打ち方とコツ

まずは最もあなたが興味がありそうなショットです。パワーショット。あなたができるだけ飛距離を重視してドライバーショットを打ちたい場合、通常よりも強くスイングする必要はないです。代わりに、アドレス時に右足(右打ちの場合)に大体70%くらい重心を乗せてください。こうすることでより重心が安定し、よりクラブの芯に当てやすくなります。さらにこのアドレスにすることで、よりボールを捕まえることができ、さらに飛距離UPが望めます。この打ち方では、アッパー軌道でボールにコンタクトしやすくなるので、バックスピンが少なくなり、飛距離に繋がります。ボールは左足踵線状に置くのが好きです。インパクト時にボールを強く押せる感じがします。

コントロールショットの打ち方とコツ

皆さん、上の写真で、なんで私がこんな格好をしてるんだろうと思っているでしょう。これは、どうしてもフェアウェイを外せない時の打ち方のドリルです。実際にこれは、私のスイング前のルーティーンにも取り入れています。今からどうするか、説明するわね。でもその前に、覚えておいて欲しいのが、アドレスをとる前に必ず、アラインメントを確認すること。足、お尻、肩、クラブフェイスなど、全てが、正しい位置にあるか、ショット前に確認することが大切だわ。アマチュアゴルファーはこの基礎的な部分を忘れていることが多いわ。私たちプロゴルファーはいつでもこのチェックを行なっているのよ。

さあここからが、ワンハンドドリルの説明よ。まず右手(右打ちの場合)だけでクラブを握り、左手は右ひじを支えるように構えてみて。そして左腕の角度は90度を維持するように、一度ゆっくりと振ってみましょう。バックスイングから、インパクトを若干過ぎるまでのスイングを、あなたがしっくりくるまで何度も繰り返してね。

アマチュアゴルファーの多くはスイング軌道が安定していないと思います。だから、絶対にフェアウェイキープしたい時に、思うようにショットが打てないんだと思うわ。おそらくインパクト時にクラブフェイスが真っ直ぐなっていないのが、原因だと思うわ。上手くいく時もあると思うけど、安定しない。だから私は、ショット前にこのドリルを行うようにしているのよ。クラブフェイスをスクエアに向けるために、腕がどう動くべきか、わかりやすいからね。バックスイング、ダウンスイング時にクラブフェイスをスクエアに保てれば、ショットの安定性につながると思うわ。

ドローショットの打ち方とコツ

また多くのゴルファーは、ティーショットで大きく高いドローボールを打ちたがります。ターゲットの少し右に打ち出し、その後ターゲットに戻る軌道のボールです。このボールを打つことができれば、ラウンドで非常に役に立つわ。

ドローボールを打つ方法は、いくつもあるけど、共通しているのは、インパクト時にクラブがターゲットに対して開いて当たり、その後フォローでクラブが閉じることです。だからまず始めないといけないのは、自分のスイング軌道が、ダウンスイング時にターゲットに対してインサイドから来ているか確かめることです。うまくできていれば、絶対にドローが打てるわ。

インサイドからのクラブ軌道のためには、肩のラインをターゲット方向より右に向け、お尻と足はターゲットに対して真っ直ぐ構えると良いわ。そしてスイングは、肩のライン方向にスイングするの。するとドローが打てるわ。もう一つアドバイスするなら、ティーの高さね。ドライバーの上部からボール半個分上にボールが来るようにするといいわ。それ以上高くなると、ボールが上がりすぎて、飛距離が出なくなるから。

これらの3つのショットに関するコツはシンプルよね。難しく考える必要はないわ。

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